不動山の巨石(日本の音風景100選)
歴史に残る山岳信仰の霊跡!



 明王寺から北東に急傾斜の参道階段635段を登った山頂に不動明王他が祀られております。この付近に人が積みあげたかに見える巨石群があります。その巨石の一つに直径20cm程の穴があり、耳をあてると「ゴー」と云う音が聞こえます。「この世の音」「あの世の音」又「紀の川の音」とも云われております。
 あなたにはどの様に聞こえますか? この山はその昔、役の行者によって開かれた修験場であります。自然の散策と古代の人々の祈りを実体験してください。素朴で人と人とのふれあいを大切にした村づくりを進めております。皆様のお知恵をお貸しください。!


 巨石群に抱かれるように不動明王・金剛童子・八大竜王を祭る、苔むした小さな祠や弁天さん・お稲荷さん・三尺坊権現の社が建ち、古人達が「一心に幸を祈る息づかいが、聞こえてくるような静寂空間に包まれ時を忘れさせてくれます。」あらたかな霊験を慕って参拝に訪れる善男善女の姿が、今も絶えることがありません。


 葛木金剛の山々は、1300年以上の悠久の昔、藤原京:奈良朝の時代は、加茂一族の領地として栄え、加茂続の神を司る役君の嫡子:役之小角は、幼い頃から葛木金剛の山深く入り、野に伏し木の実を食とする難行苦行のすえに不思議な神通力を得て、古代山岳信仰に密教の秘法を加え、[宗旨宗派を超える修験道を興しました]続日本書紀に、役之小角は[雲に乗って空を飛び、また鬼神を使って水を汲ませたり薪を切らした]と有り、超人的な能力が記録されています。我国で、ただ一箇所「女人禁制の山」として有名な大峰山は、行者さんが開かれた修験道の根本道場です。
西暦二千年は、その行者さんの一千三百年御遠忌の歳に当たり、全国で報恩祭が催されます。
*不動山でも、春に柴燈大護摩供養祭りを行う計画を進めています。
行者さんは、大峰山を開かれる前に葛木・金剛の山々に、二十八宿と称される修行場を開かれ、その二十三番から、金の峰(吉野大峰)に葛城の神・一言主尊に命じて岩橋を懸けさせたと、日本霊異記・扶桑略記・古今物語・源平盛衰記等々多くの古書に見え、岩橋の基礎石が、杉尾区不動山の巨石群と伝承されています。


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